【縛りプレイ感想】『ドラゴンクエストV』——くさったしたいだけで世界を救う旅
作成日: 2025/08/04最終更新日: 2025/08/04
はじめに
プレイの動機:「くさったしたい縛り」を選んだ理由
wikiに「序盤で仲間にできるのにここまで使えないのは、ある意味すごい。」と書かれていたのを見て、本当にそこまで弱いのか気になったのがきっかけ。
いくつかの攻略サイトも確認したが、やはり「弱い」で意見が一致していたため、逆に興味が湧いた。これは試すしかないと、変なやる気に火がついた。
プレイ条件(仲間・バグ・戦闘ルール)
- バグ技やタネの使用は許可
- 「ひとしこのみ」やレベル上げ系の裏技もOK
- 戦闘はくさったしたいのみで行う
- ジャミやブオーンなど、主人公が強制参加する戦闘では、なるべく早く退場してもらう
- 道中の雑魚戦は主人公使用可(効率優先)
くさったしたいの性能
良い点
- HPは序盤では高めで耐久力はそこそこ
- 即死耐性があり、やけつく息などへの耐性が地味に便利
悪い点
- 装備面がとにかく貧弱
- 初期加入時に装備が買えない場合もあり、整えるには子供時代の準備が必須
- 店売り最強はブラッドメイル、宝やドロップ込みでようやくデビルアーマー(耐性なし)
- メタルキングのよろいも装備不可、ふぶきのつるぎも装備不可(こおりのやいば止まり)
- 耐性が壊滅的で、呪文やブレスに非常に弱い
- 守備力(みのまもり)が最大で30と紙装甲
- 特技が毒系メインでボス戦ではほぼ無意味
- ビジュアル的にもかわいくもかっこよくもない(ただの死体)
ステータス・特技
能力 | 値 |
---|---|
HP | 290 |
MP | 0 |
ちから | 99 |
みのまもり | 30 |
すばやさ | 35 |
Lv | 特技 |
---|---|
初期 | なめまわし |
初期 | どくこうげき |
10 | つめたい息 |
15 | さそうおどり |
20 | どくのいき |
25 | もうどくのきり |
仲間にする場所と入手難度
- サンタローズの洞窟(青年時代前半)で仲間になる
- 仲間になる確率は1/32。3体揃えるには相当な粘りが必要
- 時間節約したいなら「ひとしこのみ」推奨
実用性と運用
序盤
- HPの高さを活かしてゴリ押しが効く
- 回復呪文が一切使えないので、ようがんげんじんなどの全体攻撃連発される敵は厳しい
中盤
- 「ファイトいっぱつ」で火力はある程度補える
- 回復は相変わらず乏しいので短期決戦が基本
終盤
- 「ようせいのけん(スカラ)」や「しゅくふくのつえ(ベホイミ)」が重要
- 「ドラゴンのつえ」の使用や、道具での支援がメイン戦術
- ステータスが足りず、結局タネで底上げした(素で戦うのは現実的でない)
ボス戦での戦い方
序盤〜中盤
- 薬草しかないので、先に殴って倒す戦法
- 「ファイトいっぱつ」+物理で攻めきるスタイル
終盤
- 「しゅくふくのつえ」や「けんじゃのいし」でようやく回復手段が生まれる
- とはいえ、HP290程度では耐久は難しく、結局は「やられる前にやる」
苦戦したポイント
ようがんげんじん
- 全体攻撃が多く、こちらに回復呪文がない時点では厳しい戦い
- 運が悪いと一瞬で壊滅する
ミルドラース戦
- 第一形態のキラーマシンの打撃が危険
- 自動回復のせいで攻撃が間に合わないことも多い
- 「いてつくはどう」でバイキルト等が消されるのが厄介
- 第二形態は開幕パターンによって難易度激変
- 「しゃくねつほのお」から入るパターンで1回行動ならワンチャンあるが、それ以外はキツい
プレイを通して得たもの
- くさったしたいは愛がないと使えない。それに尽きる
- 明確に「使いにくい」とわかっているからこそ、試行錯誤が楽しかった
- ゲームバランスの絶妙さや、モンスターごとの個性を再確認できたプレイだった
総評:オススメできるか?
- DQ5の縛りプレイをやり尽くした人にはおすすめ
- 「どうせ使えないでしょ?」と思ってる人ほど、実際に試してみると愛着が湧くかも
- ただし、全員くさったしたいは本当に地獄なので覚悟は必要